こんにちは、「めどりっぷ」です✈️
医学生の皆さん、そしてこれから医療の世界に飛び込もうとしている皆さん🌸
実習で病院を回っていると、指導医の先生たちから「昔の医局はもっと厳しかったんだよ〜」とか「今の研修医は制度が変わって大変だね」なんてお話、よく聞きませんか?🤔
また、最近ニュースで「地域枠」「専門医のシーリング(定員制限)」「働き方改革」といった言葉を耳にして、「結局、私たちが医者になる頃の医療業界ってどうなってるの!?」と不安に思っている人も多いと思います😭
結論から言うと、今の日本の医療システムは、最初から綺麗に設計されていたわけではないんです。
過去に起きた社会問題や、医療界を揺るがす大きな事件とぶつかり合いながら、パッチワークのように少しずつ形を変えてきた「結果」なんですよね。
今回は、誰かを個人的に批判するのではなく歴史的事実に基づいて、「なぜ今の日本の医療システムはこの形になったのか?」を詳しく解説したいと思います!
これを読めば、自分がこれからどんな時代を生き抜いていくのか、その解像度がグッと上がるはずです💪✨
1. 医学部の成り立ちと「権力のピラミッド」の歴史🏛️
今の医療システムを理解するために、まずは「医学部の歴史」を知る必要があります。
日本の医学部には、設立された時代による明確な「歴史的グラデーション」が存在し、これがそのまま医療界の権力関係になっていました💦
・旧帝大(帝国大学医学部)
東京、京都、大阪など7大学。戦前から国策としてエリート養成を担い、医学界の絶対的な頂点として君臨。
・旧六医大(旧制医科大学)
千葉、新潟、岡山など6大学。旧帝大に次ぐ歴史を持ち、それぞれの地方における医療の「総本山」として絶大な影響力を誇る。
・旧医専(旧制医学専門学校)
戦前〜戦時中に、深刻な軍医や実地医師の不足を補うために作られた学校を前身とする大学。
・新設医大(一県一医大構想)
戦後の高度経済成長期、「無医村」などの深刻な医師不足を解消するため、内閣の号令で次々と作られた大学。
つまり、「古くからある大学ほど権力が強く、全国の病院に散らばるネットワークが多い」というピラミッド構造が、日本の医療界のベースとして出来上がっていたんですね🤔
2. 「白い巨塔」と医局システムの誕生🩺
この大学のピラミッド構造を背景に生まれたのが「医局」というシステムです。
かつて、医学部を卒業した医師は、そのまま自分の出身大学の医局に入局して働くのが当たり前の時代でした🌸
この医局のトップである「教授」は、絶対的な人事権を持っていました。教授の鶴の一声で、「君は来月から〇〇県の関連病院に行ってきなさい」と、全国の関連病院へ若手医師が派遣されていたんです🏃♂️💨
一見すると強権的で理不尽に見えますよね?
でも、実はこのシステムによって、「地方の過疎地やへき地の病院にも、大学から確実に医者が派遣され、日本の隅々まで医療が守られていた」という強力なメリットがあったんです✨
医局は、地域の医療供給をコントロールする巨大な心臓部だったんですね😊
3. 2004年の衝撃!医局の崩壊と市中病院の台頭🏥
しかし、この医局システムは長くは続きませんでした。
「一つの科の医局に入ると、自分の専門分野しか診られない医者になってしまう」という批判や、若手医師が無給同然で働かされる過酷な労働環境が問題視されたからです😭
そこで国は、2004年に医療の歴史を変える大改革を行いました!それが「新医師臨床研修制度の必修化」と「マッチング制度」の導入です✨
卒業後の2年間は、自分の専門だけでなく幅広いプライマリ・ケアを身につけなさい!と義務付けられ、さらに研修医が自分の研修先を自由に選べるようになりました。
自由に選べるようになった若手医師たちは、過酷で給料の安い大学病院を避け、手技がたくさん経験できて待遇も良い「有名市中病院」へと大挙して流出しました🏃♂️💨
これによって大学の医局は深刻な人手不足に陥り、今まで医者を送っていた地方の関連病院から「申し訳ないけど、医者を引き揚げます」と言うしかなくなってしまったんです💦
こうして現在の、各病院が魅力的な研修プログラムを作って若手を獲得する「競争の時代」へと突入しました。
4. 地方の医療崩壊と「地域枠」の誕生🚑
医局からの派遣がストップしたことで、恐ろしい副作用が生まれました。地方の病院から医者がいなくなってしまったんです😭
特に、過酷な「小児科」や「産婦人科」が次々と閉鎖に追い込まれました。象徴的だったのが、2004年の「松戸市立病院 小児科医一斉退職」。月十数回の当直に耐えかねて、地域の小児救急を担っていた医師たちが一斉に辞めてしまいました。将来小児科医を目指す身としても、この歴史は胸が痛くなります…。
そこで国が苦肉の策として生み出したのが、現在も多く存在する「地域枠」システムです。医学部の定員を増やす代わりに、卒業後約9年間、指定された地域・診療科で働くことを条件に奨学金を貸与する仕組みを作りました。
医局の権力ではなく、「奨学金と制度的な縛り」によって地方の医師不足を強制的に埋め合わせようとした歴史なんです🤔
5. なぜ今の医療はこんなに「安全ルール」が厳しいの?💊
実習をしていると、「患者さんのフルネーム確認」などものすごく厳重なルールがありますよね。これらも、過去の悲惨な事件の反省から生まれたものなんです。
・1999年 横浜市大病院 患者取り違え事件
心臓手術と肺手術の患者さんを引き継ぎミスで取り違えた事故。以降、リストバンド認証や手術前のタイムアウトが絶対の義務に。
・2000年 埼玉医科大 抗がん剤過剰投与
研修医が10倍量でオーダーし患者さんが亡くなった事件。これにより、「上級医のダブルチェック」や「薬剤部による監査(フェイルセーフ)」が確立されました。
・2014年 群馬大学 腹腔鏡手術事件
同じ医師の元で次々と患者さんが亡くなっているのに組織として止められなかった事件。大学病院のガバナンスと承認要件が極めて厳しくなりました。
「個人の凄腕サージョン」に頼る時代から、「チーム医療と組織で安全を管理する」時代へ。先人たちの切実な教訓を痛感します💦
6. 働き方改革とこれからの「医師過剰時代」👩⚕️👨⚕️
そして今、私たちが最も直面しているのが以下の問題です!
・パンドラの箱を開けた「2018年 入試不正問題」
複数の大学で女子や多浪生を一律減点していた事件。背景には「過酷な労働を文句言わずにこなせる労働力がいなければ大学病院が回らない」という異常な環境がありました。
・2024年本格スタート「医師の働き方改革」
この流れを受け、時間外労働の上限規制が罰則付きで定められました。タスクシフトが進む一方で、地方の病院では「残業規制を守るために救急車の受け入れを制限する」という新たなジレンマも生まれています。
・「シーリング」は何のためにある?
日本全体では「2033年頃に医者が過剰になる」と予測されていますが、その医者たちは都市部や特定の科に偏ってしまいました。そこで、専門医を目指す人数の上限(シーリング)を設け、強制的に医師を地方や他の科へ分散させようとしています。
おわりに:これからの時代を生き抜くために✈️
いかがでしたか?
今の医療システムは、誰かが意地悪で作ったものではなく、過去の悲惨な事故や医療崩壊の危機を乗り越えるために作られた「歴史の結晶」なんですね✨
これからの時代、都市部への一極集中はシーリングで制限され、働き方改革によって「長時間働いて無限に稼ぐ」ことも難しくなります。
FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から見ても、診療報酬が国に決められている以上、今のインフレの波に乗って勤務医の給料が右肩上がりに増え続けることは考えにくいのが現実です💰
最近、医師向けの就業不能保険は必須なのか、それとも不要なのか、全く正反対の意見があってすごく悩んだんですよね🤔
昔みたいに「医者になれば自動的に一生安泰」という単純な時代じゃないからこそ、万が一働けなくなった時のリスク管理も含めて、自分でしっかり情報を取りにいかないといけないなと痛感します💦
だからこそ、私たち若い世代はただ漫然とレールに乗るのではなく、「自分にしかできない武器」を身につけて、賢くキャリアと資産を築いていく必要がありますね💪
歴史を知ることは、未来を予測する最高の武器になります!
この激動の時代を、一緒に考え、模索しながら生き抜いていきましょうね🌸
めどりっぷ✈️


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